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【虎の威をかる狐】の由来や意味は?なぜ虎の威を借るのか?

虎の威を借る狐 学校・参考書

息子が息子が受けた模擬テストで、『タヌキの威を借るキツネ』と息子が解答していたので、なんでそんな答えになったのか聞いてみました。

『タヌキの威を借るキツネ』って解答してるけど、これってなに?

キツネって言ったら、タヌキだから、タヌキって解答した!

えっ??
正しい答えは、【の威を借るキツネ】だよ!

 

虎じゃなくて、タヌキでいいじゃん!
狐とタヌキはセットだよ!

 

息子の模擬テストの珍解答から、【虎の威を借る狐】を調べ直しました。
【虎の威を借る狐】の由来や意味などについて紹介しますね。

【虎の威を借る狐】の由来

春秋戦国時代の中国の書物「戦国策」の「楚策」という書物に書かれている故事からきてます。

その内容は、

楚王が、楚国(自国)の大臣等に尋ねました。
「楚国の将軍が外国から恐れられているという。それは本当か?」ある大臣が次のように答えました。『虎に捕まった狐が、虎にこんなことを言ったそうです。
「私(狐)を食べてはいけません。私は、天帝から命じられた百獣の長です。嘘だと思うなら、私について来てください。皆怖がって逃げますから。」狐に言われた通り、虎は狐についていきました。
狐の言う通り、皆逃げていきます。
虎は自分が怖くて、皆が逃げてると思いません。
狐を恐れて、逃げてると思っています。
虎は狐に騙されました。
つまり、外国は、ある将軍(狐)を恐れている訳ではありません。
将軍の後ろに控えている楚国の軍隊(虎)を恐れているのです。

意味

弱い人が、強い人の権威をかさにきて威張ることの例え

例文

あの人は親が地元の名士って自慢して、周りになんでもやらせる。
まさに虎の威を借る狐だ。

【虎の威を借る狐】という故事成語を使うとき

自分には力(実力)がないのに、知り合いなどの権威や威光を利用して、威張っている人を指すときに使うことが多い故事成語です。

上司や上級生に対して使わない方がいい言葉です。

この言葉を使う時は、誰に対して使おうとしてるかなど、考えて、注意して使って下さいね。

何気ない一言で、人間関係に亀裂を入れる必要はありませんから・・・。

 

虎の威を借る狐を小学生に説明


いろいろ調べて、私も思い出したり、理解できたと思ったので、【虎の威を借る狐】の由来も併せて息子に説明しました。

虎:昔の中国で一番強いと言われていた動物

ずる賢いと言われる動物

 

自分(狐)は弱いけど、後ろに虎がいれば、皆が怖がると思って、自分の後ろを虎に歩いてもらって、いかにも自分は強いんだって虎に思い込ませたんだよ。

これが、虎じゃなくてタヌキだったら、どう??

皆怖がって逃げると思う?

タヌキだったら、怖いというより、可愛い
逃げるより、寄ってきそう!

中国にライオンは生息してないから、ライオンもないよ!
中国のお話だから、中国に生息している動物でお話が出来上がっているんだよ。

 

『ライオンの威を借る狐』という故事成語は、もちろんありません!

百獣の王といわれるライオンでも、古代中国に生息していなかったので、故事成語に登場しませんので、注意して下さいね。

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まとめ

【虎の威を借る狐】が何故虎なのか、子供が理解できるように説明するのは難しいです。

虎は昔の中国で一番強いと言われていた動物です。
狐はずる賢いと言われていた動物です。
それらを合わせて、「虎の威を借る狐」という故事成語が出来上がりました。

【虎の威を借る狐】は、自分には力(実力)がないのに、知り合いなどの権威や威光を利用して、威張っている人を指すときに使うことが多い言葉ですので、状況を考えて使って下さいね。

 

この記事を書いた人
アルペンママ

息子が3歳の時から、スキー場への送迎を始めて早10年。
年間50回、のべ500回以上、行ったスキー場も20ヶ所を超えました。
その経験から、スキー場へのアクセス時の注意点や回避テクニック、知っておくと便利なお得情報を書いています。

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